
赤ちゃんができなくて悩む夫婦がいる一方で、赤ちゃんができたら困るという人もいるでしょう。
まだ結婚前のカップル、結婚していてもまだ数年は二人でいたいという夫婦、病気で赤ちゃんを作ってはいけない人も中にはいるかもしれません。望まない妊娠をしても、それが喜びに変わり、出産できる人はいいのですが、そうではない場合、心に残る傷になりますし、パートナーとの関係にヒビが入ることになりかねません。
そうならないためにも、しっかりと避妊を行うことが肝心です。究極なのは避妊手術ですが、出産の経験がない人や、年齢、子供の数によっては手術を行わない病院もあります。女性であれば、避妊の参考として、基礎体温基もつけたほうがよいでしょう。
最も一般的で、手軽にできる避妊方法です。
コンビニエンスストアーやスーパーでも簡単に購入できます。手軽な上に避妊効果も高いのですが、使い方を間違うと意味がありません。
性交を行う前から装着する必要があり、途中からつけても意味がありません。また、付け方を間違うと、途中で破けてしまい、それに気づかずにいると避妊の失敗に繋がります。
装着するときには、きちんと精液溜まりから空気を抜いて装着しましょう。また、コンドームの素材であるラテックスでアレルギーを起こす人のために、ポリウレタン製のコンドームが販売されていますが、材質が固いために、爪などで簡単に穴が開いてしまうことから、取り扱いに注意が必要です。
コンドームは専門店があるくらい、バラエティに富んでいて、香りつきのものや暗闇で光るものなど様々です。避妊を嫌う男性がいたら、女性の方から『こんな変ったコンドームがあるよ』と差し出してみては?
ピルは経口避妊薬とも呼ばれ、健康な体で正しく服用していれば、避妊手術や子宮内避妊用具と同じくらいの避妊効果があります。
卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれていて、排卵を抑制する薬です。
ピルは生理周期を替えたり、月経困難症や子宮内膜症など、病気治療にも使われていますが、それらのピルのほとんどが中用量ピルで、避妊目的に使われているのは低容量ピルになります。
ピルにはいくつか種類があり、副作用がひどい場合には医師に相談し、種類を変えてもらうようにしましょう。
やはり薬ですから多少の副作用が出る場合はあります。
良く知られているのが体重の増加、嘔吐ですが、この他にもイライラや性欲減退、膣炎、むくみなどもみられます。極稀に、肝機能障害、血栓症、長期に服用することでの発がん性の可能性が指摘されています。
糖尿病や子宮筋腫を悪化させるとも言われていますので、これらの病気を持っている人はピルの使用を控えましょう。また、たばこを吸っている人はピルを飲むことができません。心臓などの循環器系への副作用のリスクが高まるためです。
ピルと同様、産婦人科で診察を受けなければいけないものですが、現在では殆ど使われていません。元々は子宮の位置を治すために使われていたもので、ゴム状の避妊具を膣から挿入し、子宮口にかぶせて精子が子宮に侵入するのを防ぎます。
正しく装着するのが難しく、その方法も指導が必要で、避妊の効果もあまり高くないことから、徐々に使われなくなってきました。
子宮内避妊用具やIUDとも呼ばれ、子宮の中に入れる器具です。リング状やコイル状など、様々な形状があり、これらを子宮内に入れることで、体の異物排除機能が働いて、受精卵が子宮に着床することを防ぎます。
避妊効果は比較的高いのですが、生理が長引いたり量が多くなったり、下腹部痛などが起きる場合もあり、稀に、生理中に避妊リングが自然脱出してしまうこともあります。
また、子宮での妊娠は防ぐことができますが、子宮外妊娠を防ぐことはできません。数年毎に交換が必要なことと、定期健診も必要になります。